集団訴訟を呼びかけます

サンクリ個人情報漏洩事件の被害者の方々に、クリエイション事務局を被告とする集団訴訟への参加を呼びかけます。

今年1月に発覚したクリエイション事務局による個人情報漏洩事件は、二万人分の同人作家の本名・住所・年齢などの個人情報が漏洩するという、この種の事件では大規模なものとなり、悪意を持つものによる巨大掲示板への拡散、女性作家の引越し、その他、実害が広がっておりますが、この間、クリエイション事務局は、金銭的補償はおろか、巨大掲示板への削除依頼すら行わず、一度も正式な説明会も開催せず、被害相談専用連絡アドレスもいつの間にか削除、被害を蒙ったサークルの事後処理も行わないまま、9月27日の再開を一方的に決定しました。
このようなクリエイション事務局の態度は許せるものではなく、実害を受けた被害者の損失回復と失われた名誉の回復、さらには、これが最も重要ですが、巨大掲示板などネット上で拡散された情報の回収・削除などの二次被害対策をしっかりとクリエイション側の人的・資金的負担にて実行させていく必要があります。
本来であれば、こうした措置はクリエイション側が率先して行うべきですが、いかなる事情からか、8月現在に至るまで、そのような対応をとっている様子が見えません。
被害者からの問い合わせメールに対してもテンプレによる回答がなされるだけであり、およそ社会常識からかけ離れた態度をとり続けています。
また、資産が無いことを理由に対応をとらない向きもありましたが、9月27日開催ということで、次のイベントを行うための資金があることが判明しました。
これらは、本来、個人情報の拡散防止と漏洩による実害回復に充てられるべきものです。
被害者を置き去りにしたまま再開を図るクリエイションの姿勢は社会的常識に反するものであり、断じて許せるものではありません。
このような状況の中で、まったく問い合わせにも応じないクリエイション事務局に実害回復と二次被害を訴えるためには、損害賠償請求を行う以外にないとの判断に至り、ここに集団訴訟への参加を呼びかけるものです。

集団訴訟を行うメリットとして、まず訴訟費用負担の軽減と被害状況を社会へ強く訴えることができることがあります。
また、訴訟自体のメリットとしましては、まず、裁判を進めていく中で不透明だった事柄が明らかにすることができるということです。
本事件では、
①漏洩事件を起こした「yama」とは誰なのか?
②不透明なクリエイション事務局の運営体制
③なぜ、説明会が開かれず、巨大掲示板への削除依頼などの対応が行われないのか
④9月27日再開と「内部監査」導入による「事件終了」を事務局が決定するまでのプロセス
⑤以前から指摘されていた事務局の不明朗な会計と現在の資産状況
などが多くの被害者にとって明らかにしていきたい事柄だと思われます。
これらの事項は、裁判で原告ー被告間で裁判所を介してやりとりされる準備書面、証拠調べなどで明らかにすることができます。
その結果によっては、yamaへの損害賠償請求、刑事訴追、遡ってのCPSへの責任追及なども行える可能性が出てきます。

気になる費用ですが、先日、弁護士と話したとき、
・印紙代
・切手代
のみで、まずは委任状を取りまとめて提訴手続きに入ってくれるとのことです。
これに、東京地方裁判所へ通うための交通費がかかりますが、これは集団訴訟に参加した原告で分担すればいいので、それほどの負担にはならないと思われます。
これらの費用だけで、損害賠償請求額にもよりますが、200〜300万円を請求するとしてもTBC事件とほぼ同額の数万円程度で済むものと思われます。
ただし、提訴後に本来必要とされる着手金問題が出てきますが、これは勝訴した場合、被告側が支払ってきた金員より払うことができますが、不幸にして敗訴の場合は、先方訴訟費用とともに、こちらが負担する可能性もあることを明記しておきます。
今回の集団訴訟では、個人情報漏洩事件の深刻さ、クリエイションの杜撰な体質などを社会に強く訴えていきますので、その過程においてカンパ金を募る予定ではあります。

TBC事件の判決でもお分かりのように、現状、裁判で勝訴しても数万円程度というのが、この種の裁判の相場となっており、また、クリエイション事務局及び神立博康代表の資産状況によっては、勝訴判決を得ても一銭も金員が得られないということにもなりかねません。
そのようなことがないように、最終的には破産申請という手段を用いますが、これでも回収できないことがあります。
「クリエイションの個人情報漏洩を許さない。社会的制裁を加えたい。事実の解明をしたい、回収の可能性にかけてみたい、泣き寝入りはしたくない」というお気持ちの方々の参加をおすすめします。

集団訴訟に参加を希望される方は、

ikebukuro-comic@55mail.cc
(諸般の事情によりメールは停止させていただいております。ご意見、お問い合わせがある方はコメントをお願いします。
現在、コメント欄は管理人承認後公開となっておりますので、公開を希望しない方はその旨お書きください)

まで、ペンネーム、サークル名を明記の上連絡をいただくようお願いいたします。
(上記以外の個人情報は、事件の特性上無用です。なるべく同人活動で使用しているメアドでご連絡願います)

具体的な請求金額は、参加者各位の希望を聞いて決定する予定ですが、最終的には、過去の判例法曹界で常識的とされる金額、当訴訟を有利に進めるための戦略的配慮など、総合的に検討して最終的には弁護士に委任していただくようお願いいたします。

なお、集団訴訟に参加せず、個人で実害回復に取り組みたいが、訴訟費用などに不安がある方なども上記メアドまでお問い合わせください。

この集団訴訟の結果、クリエイション事務局及び株式会社の倒産・廃業・閉鎖などの事態が起こり、即売会としてのサンシャイン・クリエイションが消滅することもありえますが、これだけの事件を起こした以上やむをえないことといわねばなりません。
それは近年、不祥事を起こした企業がどのような末路をたどったかを見ただけでもお分かりいただけることです。
サンクリが潰れても、多少の時間はかかるでしょうが、その残党と大手が組んで、また新しいイベントを立ち上げるのは確実ですので、それほど影響はないものと思われます。
今後の同人界のためにも、このような形で厳しく決着をつけ、一年程度のブランクは覚悟してもいいのではないのでしょうか。

最後に、ある方のblogに次のような言葉がありましたので転載させていただきます。

「即売会って、大きくなったら何をしてもいいんだ」

そのようなことにならないように、この集団訴訟を同人界の将来のために意義あるものにしたいと思います。